iPhone8 楽天モバイル メッセージ（SMS）の受信はできるが送信できない 対処方法
妹から相談を受けました。
「楽天モバイルに変更してから、メッセージ（SMS）の受信はできるんだけど送信ができないんだよー。しかも2名だけで、ひとりはガラケーの母、もう一人もガラケー使用者」
他の人たちは問題なく送信できるそうなので、そうなるとガラケーだからかな？と思いますよね。
最近、母がガラケーからスマホに変えました。送信できるかと試したところ、やはり送信エラーが起き送れないそうです。
ちなみに、過去に受信したiPhoneの純正「メッセージ」アプリを開き、SMSで返信をすると下記の文章が表示されます。
「メッセージを送信できませんでした。送信するには”やり直す”をタップしてください」と表示され未配信マークが出ています。
妹側でiPhoneの純正「メッセージ」アプリの新規SMSを作成し送信しても、同じく送信エラー発生。やり直すをタップしても送信できません…
試した内容で解決できましたので、記録を残しておきます。
「楽天Link」アプリのメッセージ機能のことではありません。
妹からの情報
- iPhone8を使用 以前はUQモバイル契約（SIMフリーに変更済）
- 物理SIMをMNP（モバイルナンバーポータビリティ）で楽天モバイルに変更
- SMS（ショートメッセージサービス）の受信はできるが送信できない
- 以前は送信できていたが楽天に変更してから問題が起きている
- eSIM（イーシム）を契約してから物理SIMの契約を辞めたので物理SIMカードは使用できない
- 面倒なので物理SIMカードは抜いていない
確認したこと
他の人と送受信できているのならOSや端末の不具合は考えにくいため、再起動は無意味と判断してやりませんでした。
それ以外の不具合もないためネットワークの問題でもなさそう。そうなると設定が怪しい。
iPhoneの設定へ進み、モバイルデータ通信で主回線と副回線がどうなっているかを確認してみることに。
主回線、副回線、どちらも同じ電話番号表示があり副回線にチェックマークが入っています。
下の画像のように、なぜeSIMの1回線しか使用していないのに、主回線で同じ電話番号の設定が残っているのでしょうか？
試したこと
Wi-Fiの飛んでいない環境下で副回線のチェックマークを外し、主回線にチェックマークを入れてみました。
するとインターネットに接続できなくなったそうで、慌てて副回線にチェックマークを戻したらインターネット接続は回復したそうです。
主回線は使用していない物理SIMの番号、副回線は現在使用中のeSIMの番号になります。
では、主回線をeSIMにすればいいのでは？
解決方法
とりあえず契約していない物理SIMカードをSIMピンを使って抜いてみました。
物理SIMカードを抜くには「SIMピン」が必要ですが、手元にない人は「事務用のゼムクリップ」をまっすぐに伸ばせば代用できます。
物理SIMカードを抜くと画面に「モバイル通信プランが削除されました “主回線”は利用できなくなりました。この回線ではなく別の回線を使用するように連絡先をアップデートしますか？」と表示されます。
これは旧契約（使用していない物理SIM）から新契約のeSIMに連絡先を紐づける内容ではないかと判断し「連絡先をアップデート」しました。
送信を試す
妹が母にSMSを送信し、エラーもなく送信できたことを確認できたそうです！！
よかった。
最後に
今回の内容は主回線が使用していない物理SIM、副回線がeSIMとなっていたことが原因かと思います。
使用していない物理SIMの情報がiPhoneに残っていて、不思議なことにガラケー使用者の2人だけ送信エラーを引き起こしたのでしょうか？
デュアルSIMの設定は少し複雑ですので、本人も設定画面で確認するまで知らなかったようです。使用していない物理SIMカードは抜いておいたほうが良さそうですね。
解決できたので良しとします。勉強になりました。
追記（iMessageのエラー）
翌日、iMessageのエラーが出たと再連絡がありましたが、こちらも解決できたので追記しておきます。
「この番号はAppleIDに登録されていますがこの電話に関連付けられていません。有効期限が切れるまでiMessageおよびFaceTimeでこの番号の使用を続けることができます。」とういう警告画面が出たそうです。
電話番号のチェックマークが外れていたので、番号をタップしてチェックマークを入れたところ警告文章が消えました。
主回線をeSIMに変更したことで、iMessage（アイメッセージ）およびFaceTime（フェイスタイム）への電話番号の紐づけが外れたのでしょうね。