【体験談】家族葬 葬儀の流れと実際の金額 40万円は高い?安い?

2023年11月12日

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父方の伯母が亡くなりました。
伯母は独身なので家族が居ません。

葬儀までの流れと、実際にかかった費用をお伝えします。
小さなお葬式を考えているかたの、参考になればと思います。

今は家族葬に対応する葬儀社が多くあり、小さな葬式をしたい家族にとって大変ありがたい存在です。
2年前に別の伯母が亡くなり、同じ葬儀社で同じように家族葬で送りました。
2年前はコロナ真っ只中だったため「通夜をしない一日葬」で費用を抑えることができました。

今回は通夜・告別式を行う一般的な家族葬でお願いしましたが、費用は前回より安くなりました。
葬儀社に支払う金額「418,341円」
この金額は高いと思われますか?安いと思われますか?

この伯母の葬儀が、父方の親族では最後の葬儀になります。
いずれ「墓じまい」もしますが、記録しておきます。


葬儀までの流れ

臨終(病院から連絡が入る)

入院時、あらかじめ病院からの連絡を誰にするか決めてありますので、妹の携帯に連絡が来ました。
このあと、親族に連絡しました。

葬儀社へ連絡・遺体引き取り

葬儀社の会員になっているため、24時間対応のフリーダイヤルに電話をかけ対応してもらいます。
車と運転手を手配してくれ、病院まで迎えに来てくれます。
手配に少し時間がかかるため、迎えを待つ間は病院へ行き病院の手続きをします。

安置と打合せ

自宅を処分している伯母は、葬儀社へ安置をお願いしました。
安置料がプラスでかかりますが、仕方ありませんのでお願いしました。
ドライアイスは安置に使用します。

火葬場の空きを確認してもらい、寺院に連絡を取り通夜・葬儀の時間を決めます。
私たちはお付き合いのある寺院があるので、打合せはスムーズに進みますが、初めての葬儀の場合は時間が迫っている中で決めなければならず、この打合せに大変時間がかかります…

日程が決まれば、通夜の前に枕経をあげてもらいます。
枕花を用意しました。

ここから葬儀社との打合せで、プランを決めていきます。
通夜・葬儀を行うプランの中から、一番低価格のものを選びました。

基本のプランを選ぶと、最低限の内容がセットになっています。
オプションを変更することで、価格が変わってきます。
最低限のセットで事足りるため、火葬場で食べる弁当を人数分注文するだけでした。

納棺

白装束を着せてくださり、棺に納める作業のことです。
家族が立ち会うこともできますが、他の準備があるためお任せしました。

通夜・通夜振舞い

参列者 親族 4人
住職 2人

時間まで会館内の控室で待機します。
お茶やコーヒーの自販機も無料で使用できます。

通夜が始まる前に、司会進行役のかたと打合せを行います。
参列者が少ないため、通夜は30分ほどで終了しました。

通夜が終わると、家族と食事をします。これが通夜振舞いです。
飲食物は購入して持ち込めます。持ち込み料金はかかりません。
近場のスーパーで惣菜・寿司を購入しました。飲み物は飲みたいものを各自で持参することにしました。

もちろん、葬儀社にお願いすれば提携のある飲食店からデリバリーも可能です。

葬儀・出棺

参列者 親族 6人
住職 2人

通夜よりお経が長いので、告別式は1時間ほど。

式の最後は棺に花を詰めて、蓋を閉じます。
伯母の兄弟の写真を一緒に入れました。

位牌・遺影・骨壺を持ち、火葬場に移動します。
通常、喪主が位牌を持ち寝台車の助手席に座りますが、今回は家族の車に乗り移動しました。
寝台車の後ろを家族の車で追従します。

火葬・収骨

火葬場に到着後は、位牌・遺影・骨壺を渡して係の人の指示に従います。

準備が整えば、線香を棺に手向け、今生の別れをします。
棺が炉の中に入っていくのを見届けます。

お骨になるまでの時間はおよそ2時間ほど。控室で食事をして待ちます。
葬儀社に注文しておいた弁当が届く仕組みになってます。
無料のお茶がありました。コーヒーなどは自販機で購入できます。

初七日法要

火葬場から会館に戻り、お経をあげてもらいます。
精進落としを振る舞うのが通常ですが、我が家はしませんでした。

葬儀社から今後の手続きに必要な冊子をいただき、一通り説明を受けます。
不明なことがあれば相談できるアフターサービスもあるので、安心です。
位牌・遺影・骨壺を受取、お借りしていた会館を引き揚げて解散です。

後祭壇

四十九日の納骨までは自宅で遺骨と位牌を祭るため、祭壇を用意してもらえます。
今は紙製のものがあり、返却しなくても処分できるようですが不要なので断りました。


今回利用した葬儀社の葬儀プラン

【家族葬プラン30】 300,000円(会員価格)

1日1組の貸切ホールで通夜・告別式を行う、家族やごく親しいかたを中心にしっかりと見送りできるプラン

プランに含まれている内容

ホール使用料(通夜・葬儀)・寝台車・搬送備品・遺体消臭剤・枕飾り・後飾り祭壇・遺影写真・ドライアイス1回分・焼香用具・納棺品一式・受付関係・司会進行・位牌・骨壺・火葬手続き代行・棺・霊柩車・送り花・アフターサービス

一般的に葬儀が終わるまでの内容は、すべてプランに含まれています。
(ただし、通夜で会館に泊まる場合の布団は1組につき料金がかかります)
(不要なものがあれば、プランから外すことで費用が下がります)

葬儀社を利用するには会員になる

入会金を3,000円支払い、会員になれば3等身までサービスを利用できます。

内訳
セットプラン300,000
遺影写真 使用なし-5,000
後飾壇 使用なし-1,000
葬儀サービス料45,000
安置料 1日分(通夜の前日)10,000
ドライアイス 15㎏ 追加2日分20,000
霊供膳料理 2日分3,000
寺院用お菓子 5個分750
斎場弁当 7人分7,560
合計418,341
別途用意したものと金額
枕花5,000
通夜の食事5,000
火葬料5,000
合計15,000
金額を抑えられた理由

過去にも葬儀経験があり、最低限の知識がありました。
親族だけの参列でしたので、供花・供物・会葬礼状・返礼品を用意していません。
通夜をしない一日葬にすれば、さらに費用は下がります。

まとめ

葬儀社に支払う金額の内訳と説明でしたが、これから寺院にお布施を支払います。
プラス数十万円かかります。
曾祖母が寺院の檀家になりお墓を建ててくれたことで、今回の葬儀も滞りなく終わりました。

前回の葬儀と今回の葬儀、内容・金額共に納得のいくものでした。
私たち家族にとって、40万円の葬儀代は妥当な金額だと思っています。

20年前の父親の葬儀では、分からないことだらけで言われるがままオプションを付け、最終的に高額な金額を払いました。立派な葬儀になりましたが、もったいなかったと後悔しました。

小さなお葬式を考えているかたの、お役に立てればと思います。