【体験談】アルコール依存症で認知症の継父が退院しました

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4月22日(月)にアルコール依存症で認知症の継父(けいふ)が治療先の精神科を退院しました。

1年前、2023年4月に入院したので1年間入院していたことになります。今でも「お酒を飲みたい」と言いますが、なんとか飲まずにいます。

1年も飲ませてもらえないと飲まなくなるものですね。家族が一番驚いています。
退院する時に院長先生からは「ここからが本当の戦いですよ」と言われました。

病院では絶対に飲めない環境でしたが、自宅に戻ればまたアルコールに手を出すようになる人が多いそうです。飲めなかった環境から飲める環境へ戻ったからには、断酒を維持し再発を防がなくてはいけません。

退院後の流れ

日中にデイケアに通いプログラムに参加します。入院前は認知症のデイサービスを利用していましたが、入院していた病院のデイケアを利用することになりました。

本来の目的は断酒を維持するためのスキルを身につけることですが、本人は認知症もあり断酒のために入院していたと理解していませんので、病気が完治していないから通院が必要だと思い込ませて通ってもらうことにしました。

趣味がなく友達もいないため、1日中家にいると前のようにアルコールに手を出しそうで不安でしたが、幸いにも(月)〜(金)までの5日間送迎付きで通うことができ、一安心です。

当初「唯一の趣味が酒だから絶対に辞めない」と本人は言い切り、困り果てた母はひとりで面倒を見ることは不可能と考え、最終的には施設に入居してもらう予定でいました。

私たちもそのほうが二人のためにいいと思っていましたが、家族では手に追えなくても、専門の病院で断酒することができたので、同じように悩んでいる家族の方たちがいたら諦めないで欲しいと思います。

このまま治療を継続していきます。

年齢的に健康でいられる期間も少なくなってきましたが、残りの人生を少しでも健やかに過ごしてもらいたいと思います。