【体験談】退職の記録(3)iDeCoはどうする?

2023年11月12日

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50代ですが2019年から「確定拠出年金iDeCo」に加入しました。節税を兼ねて老後資産が少しでも増えればと思い始めましたが、嬉しいことに少しづつ増えています。

個人で始めたiDeCoとは別に、後から勤務先で企業型拠出年金(きぎょうがたきょしゅつねんきん)DCにも加入しており、会社を退職する場合は自分で手続きが必要だと知りました。

このような「個人年金」はどうなるのでしょうか、調べてみました。

手続きはどうする?

企業型拠出年金DCに加入する時に「iDeCoと併用ができること」「退職する時にiDeCoへ移管(いかん)できること」を証券会社で確認しています。では、何をどうするのでしょうか?

加入状況を整理

どこへ問い合せる必要があるか確認するため、一旦整理してみました。

企業型(DC)

  • 勤務先が決めた証券会社の「企業型確定拠出年金DC」に加入中
  • 会社が掛け金を一部負担している

個人型(iDeCo)

  • ネット証券で「確定拠出年金iDeCo」に加入している 
  • 個人払い
  • DCに加入したことで掛金が変更になった

必要な手続き

まずは加入している証券会社のサイトに手続きに関するページがないか確認しました。やはりQ&Aがあります。サイトにログインして資料請求できますが、確認したいこともあったので電話で問合せをしてみました。

企業型(DC)

  • DCは退職すると「喪失通知書」が届くだけ 
  • DC側での手続きは不要

個人型(iDeCo)

  • 退職するのでDCの資産をiDeCoに移す「移管変更届」の提出
  • 今回退職に伴い、厚生年金2号から3号になるため「種別変更届」の提出
  • 掛け金変更と配分変更ができる

DCと併用していたのでiDeCoの掛け金を制度上減額する必要があり、20,000円に変更していました。DCを辞めることになったので、希望すればiDeCoは上限額23,000円に変更できると言われました。戻そうと思います。

変更の期間

退職後6か月以内

退職することが確定しているなら退職前から移管手続きを進めることができると言われましたので、必要な書類を送付してもらうようお願いしました。

自分で移管をしないと手持ちの年金資産は国民年金基金連合会に自動的に移換され運用ができなくなります。ご注意ください。

自動移換のデメリット
  • 資産の運用がされません。
  • 管理手数料がかかります。
  • 自動移換中の期間は、老齢給付金の受給要件となる通算加入者等期間に算入されません。そのため受給可能年齢が遅くなることがあります。

手数料

移管先の証券会社移管の手数料はかからないと回答をもらいました。
移管元の証券会社未確認、確認したほうが安心。

その他にできること

手続き完了までに移管金の「配分設定」しておくことを勧められました。配分設定をしない場合は現在の配分が引き継がれるそうです。見直そうか迷いますね。

まとめ

退職すると「喪失通知書」が届くため、企業型DCの運営管理機関に届ける必要はありません。移管先の運営管理機関(証券会社)へ連絡し、書類の提出が必要となります。
手数料は発生するか分からないので確認したほうが安心です。

退職後6か月以内に自分で移管をしないと、手持ちの年金資産は国民年金基金連合会に自動的に移換されます。自動移管は資産を増やすことができない上に手数料を取られます。デメリットしかありませんので必ず期間内に手続きをしましょう。

webから申請すると必要書類が自宅に届きますが、コールセンターに問合せて書類を送ってもらうほうが確実でした。必要事項を記入して返送します。移管先の締め日に間に合えば空白期間なく継続して運用できます。